2泊3日入院in海南病院forこうすけ
タイトルの入院&手術が無事完了。
こうすけさん、右耳にチューブを入れてもらいました。
まー、想像していた事態が相当厳しいものだったので、想像よりもたいへんじゃなくてよかった。
しゅんたろうに続いて、2回目の同じ病棟での入院だから、勝手がわかってるというのもあるかな。
昼間、あそびの相手をしてくれた看護実習の学生さんがいたからってのもあるかな。
でも、とにかく寝不足。
2泊3日の様子を、だらだらと書いてみる。
<7日 入院1日目>
14時に直接耳鼻科病棟へ行き、簡易検査。
やはり水がたまっているということで、手術の段取りの説明を受ける。
15時小児科病棟へ入院。個室を希望していたが、空いていないので、4人部屋へ。
なかなか落ち着かないので、すぐにシャワーを浴びて、少しプレイルームで遊んで戻ると、お昼寝。
20時ごろまで寝る。
朝まで寝かしたいところだけれど、食事制限があるので、無理やり起こして夕食。
いつものウチの味とちがって、こーい味付けがしてあるからか、妙に「おいしっ」「おいしっ」を連発しながら食べてた。
つくねとかきたま汁。
エプロンもないし、こぼされると面倒なので、全部わたしの手によってお口に運んでやる。
お代わりを要求することもなく、素直に食べ終わると、歯磨きをして、比較的素直に寝た。
<8日 入院2日目>
夜中の0時からは食事が不可なので、朝ご飯もない。
そして、9時からは、飲むのもダメ。
普段なら起床、即食事のこうすけ。ふだんからよく水分をほしがるこうすけ。
・・・ぐずったら、どうなだめよう。・・・・納得してくれるかな、泣くかな、
いろいろ考えていたけれど、
「朝は、ご飯食べられないよ。明日の朝は食べようね。」
「これからお耳よくしてもらうまでは、お水×よ。」
と説明すると、あっさり飲まずに手術の13時まで過ごしてくれた。
とはいえ、朝から手術開始13時までの長かったこと!
13時までの間に、2人でぶらぶら売店へ行き、菓子パンと新聞を買ってきた。
こうすけが食事ができないので、自分も食事がとれない。
でも、試しにこうすけがベッドの上でテレビを見ているうちに、新聞に隠れて飲食。
あれれ、ぜんぜん気が付かないね〜。
このへんが敏感なしゅんたろうとちがって少し楽。
さすがにお腹いっぱいにはならないけど、とりあえず腹はふくらんだ。
腹がすいては、対峙できぬよ、君に。
13時に手術着に着替えて手術室に入ると、ごねることもなく中へ。
この辺は、しゅんたろうのときと同じだ。
そして、泣き声が聞こえることもなく、1時間。
14時には、手術室から目が覚めないまま出てきた。
まだ麻酔が効いているはずだが、部屋にもどってベッドに寝かされると、ギャーギャー泣き出した。
なぜ泣いているのかはよくわからないのだけど、体をまったく動かさずに、足だけバタバタして泣いている。
さすがになんか哀れな感じがして、同情。
でも、なにもできない。
30分くらい泣き叫んだ末に寝た。
術後3時間は飲めないので、とにかく寝ていてほしかったけれど、何回か目を覚まして
「みじゅー(水)」
と泣き叫んだ。そのたびに
「まだ飲めないよ。もう少し飲めないよ。」
と話して泣かせておくしかなかった。
しばらく泣くとまた寝たので、17時までなんとかやりすごした。
ちょうど17時、時計がわかるはずないのだけど、ぴったりに起きると、
「みじゅ(水)のむ。」
という。そこで、看護士さん立会いの下で、水を飲む。
用意しておいた湯冷ましを、コップ一杯ごくごくと飲み干して、今度は、
「ももじゅーちゅのむ。もも、もも。」
とさわぎはじめた。
耳の手術が終わったら、1つ買ってあげるって売店で約束してたからな、ももジュース。
よく覚えてるもんだ。
そんなこともあろうと思って、寝ている間に売店で1つ買っておいた。
よかった〜。
寝たままちゅーちゅーとストローで飲ませた。
あんまりゴクゴクと一気に飲むので、5口ずつストローをすっと抜いて、休み休み。。
夕方、お見舞いにいただいたぬりえを出してみると、やりたいというので、やらせてみる。
でも、右手には点滴の管がつながっていて、左手でしか描けない。
思い通りにぬれないので、泣く。
かばんから出したあそびアイテムの選択を間違った。
ごめんごめん。。
夜は、いつもならすぐに空腹を訴えるところだけど、この日は「なにかあんあんする(食べる)」ということもなく、寝た。
手首につけられた点滴の管をただならぬものと理解しているようだ。静かに動くこともなく。
この数時間は、比較的よく眠れたぞ。
ところが、23時頃、点滴の機械が変な音を出し始めた。
看護士さんがいろいろ調べてくれたが、点滴の液が落ちませんね〜って。
調べた末に、手首の管がぬけてら・・ということだそう。
動いてないように見えたけど、はずしちゃってたのね、こうすけさん。
先生の指示は、抜けたらもうそれでいいということだったので、そのまま完全に外してもらう。
いったん外してもらったら、体を束縛するものは一切なし。
うごくうごく。 ベッドの上を縦横無尽。。私の顔なんてお構いなし。
足でキックされて起こされ、「みじゅー」と叫んで起こされ、「ギャー」という奇声で起こされ。。。
まーたいへんな夜でした。
<9日 入院3日目>
朝、起こされついでに、5時キックオフのブラジルドイツ戦をテレビ観戦。
「みじゅー。みじゅー。みじゅのみたーーーい。」
「はいはい、みじゅね。1回でわかるからね。」
このやり取りを何回したかな。その間にブラジルが7−1の大敗。
いや〜、あまりのブラジルの大敗に唖然として、みじゅーの叫びがうっとおしくも感じられなかったわ。
9時には、外来に混ざって診てもらった。
耳のチューブはちゃんと鼓膜におさまっているとのこと。
落ち着くまであと1週間は、激しい運動はさけなければならない。
もしチューブが脱落したら、この3日間、水の泡だからな・・・。
そして、11時前には退院。
ながーい3日間でした。
絶対に走らないでください。
絶対にジャンプしないでください。
絶対に大声を出さないでください。
・・・無理なお願いだわね。