育休42日目 うそつきは・・・

しゅんたろうは、たまにうそをつくようになった。
まぁ、うそといっても、悪質なものではないのだけど。

でも、捨て置くわけにはいかないし、正直な子になってほしいので、1つ1つ怒らず聞いて言わせるようにしている。
たとえば、今日は・・・
テレビ台のカドにつけてある衝撃吸収クッションがコロンと取れて下におちていた。

しゅんたろうに、
「これ、どうしたのかなぁ?」
と取れたクッションを見せながら聞くと、しばらく考えた末
「・・・おかあさんが、ごめんねって言ってた。」
だって。そんなわけない。
もう一度聞いてみる。
「おかあさんが、したの?」
「・・・」
「だれがしたのかなぁ。」
(小声で)「しゅんたろうが、した。」
「ん?」
(小声で)「しゅんたろうが、した。」
「しゅんたろうが、しちゃったの?じゃ、ごめんなさいしないといけないね。」
「ごめんなさい。」
「さいしょから、したっていえるといいね。おとうさんとおかあさんは、ほんとうのこといえる子がすきだよ。」

何度かこういうことがあるけれど、繰り返して、ちゃんと正直に言ってあやまれば、いいんだということをわかってくれればいい。
やってることは、小2の子らに対してすることとおんなじだけど・・・。

うそつきは、正直者のはじまりになるように。